YJコードをマスターして業務を効率化!レセプト・調剤に役立つ活用術

業務効率化

日々、レセプトコンピュータや電子カルテで何気なく入力しているYJコード

その数字が持つ本当の意味を知れば、日々の業務がもっとスムーズになることをご存知ですか?

本記事では、日本の薬剤師にとって必須のYJコードに焦点を当て、その構成、読み解き方、そして具体的な業務への活用術を詳しく解説します。

YJコードとは

YJコードは「個別医薬品コード」の略称であり、薬効分類や剤形、規格といった医薬品の特性、製造・販売企業等を識別します。

これにより、YJコードは医薬品の一意な識別と薬価との紐付けを可能にし、レセプトや調剤業務の基盤となっています。

ほとんど同じコードの構成となっているものとして薬価基準収載医薬品コードが存在します。

こちらは商品名で薬価収載されている場合はYJコードと薬価基準収載医薬品コードは同一になりますが、統一名収載されている場合はYJコードと薬価基準収載医薬品コードは異なるという特徴があります。

また、統一名収載されている医薬品同士の薬価基準収載医薬品コードは全て同じになるという特徴があります。

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YJコードの構成と読み方

例として「アムロジン錠2.5㎎」のYJコードを確認してみます。

2171 022 F 1 04 5

  • 薬効分類 (4桁):医薬品の薬効分類を表します。
  • 投与経路・成分 (3桁):投与経路や有効成分を表します。
  • 剤形 (1桁):医薬品の剤形を表します (例: 錠剤、注射剤など)。
  • 同一分類内別規格単位番号 (1桁):同じ薬効分類、投与経路、剤形の中で、規格が異なるものを区別します。
  • 同一分類規格単位内の銘柄番号 (2桁):同じ薬効分類、投与経路、剤形、規格の中で、銘柄を区別します。
  • チェックデジット (1桁):コードの誤りをチェックするための数字です

上記のようにコード内で細分化されて管理されています。

薬効分類については厚労省から一覧が作成されています。

https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000015153.pdf

医薬品同士のYJコード比較

比較として「アムロジン錠5㎎」のYJコードは下記の通りです。

2171022F2041

薬効分類、投与経路(内服)、剤形までは同じですが、5㎎と2.5㎎と規格が違うためFの次の数字が異なっております。

最後のチェックデジットについては今回触れないことにします。

 

次にアムロジピン5㎎「杏林」のYJコードを比較してみます。

2171022F2440

アムロジン5㎎と剤形、規格等全て同じですが銘柄が違うため04から44に変化しています。

まとめると下記のようになります。

商品名一般名YJコード
アムロジン錠5㎎アムロジピンベシル酸塩錠2171022F2041
アムロジピン錠5mg「杏林」アムロジピンベシル酸塩錠2171022F2440
アムロジン錠2.5㎎アムロジピンベシル酸塩錠2171022F1045
アムロジピン錠2.5mg「杏林」アムロジピンベシル酸塩錠2171022F1444
ニフェジピンCR錠20mg「サワイ」ニフェジピン2171014G4061

アムロジピン同士はF以降の数字(銘柄、規格)の違いだけになりますが、同じCaブロッカーのニフェジピンと比較すると薬効分類の2171以外全て異なっている事が分かります。

YJコードの活用法

副作用歴などリスク回避

電子薬歴やカルテなどを用いている施設では医薬品の副作用歴を登録した後に別の医薬品が処方された時に併用の可否についてYJコードを用いて判断しているシステムが多いです。

先述したアムロジピンで副作用が出た経歴がある患者さんへニフェジピンが処方された場合、薬効分類としては同じになるのでアラートが出ると思います。

システムによってはYJコードが一致する桁数を指定できる場合があり、桁数を多く指定するとより細かい変化だけに対応することができます。

例えばアムロジン錠5㎎(2171022F2041)で副作用が出たが、桁数を7ケタ一致と指定した場合ニフェジピンCR錠20㎎「サワイ」(2171014G4061)の処方されてもアラートは発生しません。

このように薬剤や当時の副作用状況によって細かく判断することが可能になります。

薬価改定にすばやく対応する

少し応用になりますが、YJコードと同じコード構成の薬価基準収載医薬品コードを用いれば、薬価改定の時に採用品目の中でどれだけ薬価が変わるのかを判断する材料を瞬時に作成することができます。

下記の様に厚労省からも薬価の通知をExcel方式で作成してくれているので上手く活用できると新薬価にも素早く対応でき、薬局経営にも役立つと思います。

薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和7年6月13日適用)|厚生労働省
薬価基準収載品目リスト及び後発医薬品に関する情報について(令和7年6月13日適用)について紹介しています。

さいごに

いかがだったでしょうか。

YJコードの知識があるだけで医薬品に関するミスや業務改善に役立つ可能性を秘めているとおもいます。

他にも活用法が見つかれば随時更新していこうと思います。

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