毎日、バーコードリーダーで読み込む医薬品。その数字や記号に、重要な情報が詰まっていることをご存知ですか?
本記事では、GS1コードやYJコードを読み解き、業務効率化と医療安全向上に繋げるヒントをお届けします。一緒に薬剤師業務をより良いものにしていきましょう。
GS1コードやYJコードなどの知識を持つメリット
薬剤師の業務において特に重要なのは、世界共通のGS1コードと、日本独自のYJコードです。
GS1コードは商品の識別だけでなく、製造ロットや使用期限といった詳細情報を含み、検品や在庫管理、リコール対応の効率化に不可欠です。
ピッキングのシステムを導入している薬局さんであれば毎日何気なく読み込んでいるバーコードはこのGS1コードを読み込んでいる可能性が非常に高いです。
一方、YJコードは薬価や一般名と紐づき、レセプトや薬剤検索の精度を高めます。
電子カルテや電子のレセコンを使用している医療機関であれば、その薬剤を使用しているかを識別するのに非常に貢献しています。
この2つのコードの知識を持っているだけで普段の何気ない業務から発展した新たな効率化を図るツールを作成したりと様々な面で役に立つと思います。
GS1コードとは
先述したとおりGS1コードは世界共通のため医薬品の箱についているGS1コードが重複して別の商品に使われることは絶対にありません。
ExcelなどでGS1コードを作成することができますが、そのコードを使って一般流通させることは禁止です。
GS1コードについては一般社団法人流通システム開発センターが登録、管理をしています。

このコードから医薬品コードだけでなく、期限、ロットなど複数の情報を入れることができ、流通からピッキング、在庫管理まで幅広く活躍しています。
このコードは箱とヒート、大箱で全てコードが違うという点にも注意が必要です。
詳しくは下記の記事でまとめています。
YJコードとは
YJコードは、厚生労働省が定める薬価基準に収載された医薬品に付与される、日本独自の10桁のコードです。
国際的なGS1コードとは異なり、日本の医療システムにおいて極めて重要な役割を果たします。
YJコードは「6桁-3桁-1桁」で構成され、最初の6桁で薬効や規格、次の3桁で企業を識別。
これにより、薬価情報と直結し、医薬品の一意な特定を可能にします。
このコードを理解することで、レセプトコンピュータでの薬価確認や算定がスムーズになり、調剤時の薬剤検索や特定が迅速化。
後発医薬品の識別にも役立ち、システム連携による調剤過誤の防止にも貢献します。
YJコードについて詳しくまとめたものは下記の記事でまとめています。
薬剤師業務でどう使う?
GS1コードの使い道
GS1コードを扱う最大の特徴は全ての医薬品のシートや箱にバーコードで記載されている点です。
棚卸の時にGS1コードのマスタとバーコードリーダーがあれば紙に錠数を記載していく必要がなくなり、集計の時間が大幅に短縮されます。
予製などを作成後に棚卸などで集計する時などでもGS1コードを活用することは可能だと思います。
YJコードの使い道
YJコードはロットなどが変わるとコードも変わってしまうGS1コードと違ってYJコードは常に不変なのが魅力になります。
YJコードによって薬効分類もされているので同効薬などの分類もコードを見るだけで分かります。
電子カルテなどで副作用歴がある患者の場合はシステム上もこのYJコードで認識しているというのを知っているといいと思います。
箱などにバーコードで記載がされていないため実務的に利用するのは少し限定される可能性があります。
まとめ
いかがだったでしょうか。
薬剤師業務で扱うコードは沢山ありますが、YJコードとGS1コードを軽く理解しているだけで新たな業務効率化の方法を思いつく可能性が高いので是非知っていていただけると嬉しいです。


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